いつも隣に君がいた ~クローバーの魔法~




だから、体育の授業とかで2人組を作るときなんか、一番最悪だった。



5人グループでいたから、2人組になると、誰か一人が絶対余るのだ。それで、いつも余る事になったのが、私。



正確に言えば、体育の授業で先生が「2人組になれー」って1番最初に言ったときに、私が属していたグループのリーダー的存在の女の子が、私ともうあと3人を呼んで、「2人組どうする?」みたいな感じで話し合って。



誰も「日鞠やってー」とは言ってないけど… 


何だか、私が手を挙げなきゃいけないような気がして、私はそこで咄嗟に手を挙げたんだ。




「私、いいよ」




って。








< 22 / 142 >

この作品をシェア

pagetop