いつも隣に君がいた ~クローバーの魔法~





「私は… 七瀬日鞠だよ。よろしくね、戸川さん」





そう言って私は笑った…つもりだけど、上手く笑えてるかな。





人見知りな私は、初対面の人にいきなり本当の笑顔はできない。





「うん! よろしく!! ぁ、うちの事、奈々で良いからね! 七瀬さんは…日鞠って呼んでもいい?」




「あ、うん。私の事は好きなように呼んでもらって構わないよ。…じゃ、改めてよろしく。奈々、ちゃん」





「おっけー! じゃ、日鞠って呼ぶね!」





< 32 / 142 >

この作品をシェア

pagetop