いつも隣に君がいた ~クローバーの魔法~
――何と!! ついにあの〝ユウ〟から返事が来たんです!
今日、朝一番で確認したら、前と同じページにきちんと挟んであった。
もう、何だか…言葉じゃ言い表せれないような不思議な気持ちになった。
嬉しいような、驚いたような。
見たくて見たくて仕方がなかったけど、家に帰ってくるまで我慢した。
学校で読んでたら、奈々ちゃんが気づくだろうから。
別に、奈々ちゃんになら話してもいい…けど、この手紙は、
私と〝ユウ〟だけの、『秘密』にしたかった。