モノトーン
予感は何もなかった。

記憶

初めて出会った時の印象は…「感じ悪いお兄さん」
つまらなそうな顔してTVを見ていた。私はまだ17歳の大人と子供の中間で、怪訝そうな顔した君が苦手だった。

父親を知らなかったから怖い感じの大人の男が苦手だったのかも知れない。

17歳と言えば大人の男の人は優しく接してくれるのに、君は興味なさそうに鋭い視線でみつめてた。

周りにいた人と違う、それが初めて感じた君への思いだった。


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