死への救急搬送

先生は承諾しました。

ただちに担当の先生に連絡をして県と協議すると返答があり、結果は私へ連絡するので待機しておくように言われました。




私は先生と話した後、家内を見に行くと心の中で

「とうとう伝えたよ」

「これでよかったんだよね」

と語りかけながら手を握り腕を擦りました。





自宅へ帰る道は遠く感じ涙が止まりませんでした。





家内の入院している病院と亡くなった故マシュの入院していた動物病院は100メートルくらいしか離れていません。

故マシュが闘病をしていた時と同じ道を通ります。




私は心の中で念じました。

「マシュ頼むよ」

「苦しんだお母さんを頼むよ」

「天国で元の姿に戻り元気で遊んでね」

「苦しみから解放されるよね」

「頼むねマシュ・・・」





何度も何度も心の中で叫びつつ帰宅しました。

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