死への救急搬送
腹膜透析を始めて一年半が過ぎた今年の正月は久しぶりに二人でのんびりと過ごしました。
去年までは亡くなった私の両親の世話や、家内の弟が実家に帰ってくるからと実家に呼ばれて行っていましたが、今年は実家に呼ばれても行かず、十五年ぶりぐらいでしょうか、ほんとうにゆっくりと過ごせたのです。
私は私のいとこや友人達が早く死んだ経験などから、私達の死後どうするかなどを家内に元気が出てきた去年くらいから話し合っていました。
結論として一人娘なので嫁げば家は無くなりますので墓は建てずに二人とも高野山へ永代納骨と永代供養を申し込む。
葬儀は質素に行い娘への負担を軽くする。
そして二人とも脳死であれ心臓停止の死であれ提供可能な臓器は提供することを決めました。
まさか現実が迫ってきているとは夢にも思わず・・・
ゆっくりと正月が過ぎていきます。