死への救急搬送


心配しながら待っていると午後になって家内が帰ってきて

「腹膜炎になっているから入院です」

と言い入院する準備を始めました。

私も手伝い用意が済むと病院へ乗せて行きましたが、病院では看護師さんから足りないものを持ってくるように言われ、何度か自宅に取りに戻りましたが、夕方には腹膜を洗うための透析治療が始まり私は帰りました。




翌日からは早期に治療が開始できたので、透析回数を増やし腹膜を洗うのと抗生物質の投与だけで治療できそうだと伝えられ安心しましたが、一日に5回4時間おきにしなければならず、自宅に戻っても一日に5回するとなると大変だなと思いました。




「新聞持ってきたから置いとくよ」

毎日暇だろうと思い新聞を持って行き状態を聞いていましたが、順調に回復しているようです。




そして入院して八日後、退院の許可がおりました。

その日の夜に私は家内の好物である粕汁を作り翌日迎えに行きました。

















自宅に帰ってきた家内が粕汁を食べ

「おいしい・・・」
















嬉しかった・・・

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