死への救急搬送


食事を終えると停泊している、にっぽん丸を見に行きました。

貸切クルージングの途中だそうで船内の見学などはできませんでしたが近くで見ると大きくて立派な客船です。

叔母さんが客船を見上げながら


「大きいなぁ・・・ええなぁ・・・」

「ちえちゃん(叔母さんの家内の呼び方です)今度これにしょ」

「三泊四日ぐらいのクルージングツアーがあったら一緒に行こ」



「ほんまや、行ってき。元気で行けるときに行っとかな、いつ行けんようになるか分からんで」



「旅費やったらうちが出してあげるわ」



「うそ~。でも旅費ぐらいは自分で出すけど・・・」



「だったらまたネットでクルージングのツアーを探しとくわ」

話しながら二人は客船を携帯電話で写しています。


「食事に来て運が良かったなぁ」


「ほんと、ほんと」






このときは真剣にクルージングツアーを探すつもりでした。
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