interlude
新宿から箱根まで各停。

で行こうとしていたぐらい
陽と一緒に一日いられることに舞い上がっていた。

途中で乗り換えを何回かする。
やっぱりずっと各停で行くなんて無理だよな。
また苦笑い。

寝ているキミを起こして乗り換える。
フラフラするキミの手をとる。
急行に乗り換えるとキミはまたすぐに眠りにつく。

繋いだ手を離したくなくて
キミが寝ているのをいいことにそのまま。

今日という日がキミの誕生日のおかげで一緒にいられる。

誕生日じゃなかったらきっと
きっかけもつかめないまま

とっくに新宿で別れていただろう。

誕生日だということも

そして何よりキミが

生まれてきたことに

感謝する。

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