interlude
4
それからの日々はかなり多忙だった。

キミの誕生日辺りから、
ここ数年ではありえないぐらいに
仕事が舞い込んできて、てんてこ舞い。

でも逆に仕事に忙殺されていて良かった。

少しは気分も紛れる。

もちろんキミからの連絡がないか
随時ケータイはチェックする。

なしのつぶて。
アコからの連絡はシカト。


それでも我慢できない時は
キミにメールを送る。


返信もなく。


そういえば携帯番号知らなかったな。
声聞きたいな。


『電話してもいい?』

返信もなく。


半ばヤケクソで仕事をこなした。


なんで連絡すらくれないの?

やっぱりもう会えないのかな。


オレ、内輪では相当遊んでるって
噂になってるし、
アコの事以外にもきっと陽だってもう知ってるよな。

だからあの日、その延長でオレが
温泉に誘ったと思っていたのかな?

なんて凹んでみたり、

そしたら、逆にオレに襲われても
いいって意味だったのかな?

なんてまた自惚れてみたり、

いや、遊び人だからナンパ程度ぐらいに考えていて
軽い気持ちでついて来た?

なんてまた一人で落ち込んでみたり。

あー もう訳が分からないよキミは!



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