interlude
5
リビングでテレビを見ていると、
夕飯を食べ終わってソファーに座った
姉が突然、
「あ!そうそう忘れてた。
同じ会社の廣野くんて男の子が
いるんだけど、
『奈月さんてもしかして、隼人っていう
イケメンな弟いませんか?』
って今日聞かれたの」
「廣野?」
「うん。だから、イケメンじゃないけど
隼人っていう弟はいるよって」
また一言余計。
「最初、隼人の演奏でも聴いたこと
あるのかなと思ったら、ほらなんだっけ
あんたがよく行く、何の集まりか
分からない飲み会?みたいなの。
あれの友達なんだってね」
誰だ?
人数が多すぎて誰かさっぱり
分からない。
「たまたまこの間、
隼人のステージを観たっていう
会社の人がいて、私の弟だって話を
廣野くんにその人がしたらしくて、
同じ奈月だし、まさかと思って
聞いてきたみたいよ。」
「廣野?」
「うん、廣野ー…
えっと下の名前なんだっけ?
あ、雅也。」
ヒロノマサヤ。
「マサ!」
まじかよ。
ということは、と
オレは混乱した頭で考える。
自分の姉と友人と片思いの人は、
同じ会社で働いていた!?
夕飯を食べ終わってソファーに座った
姉が突然、
「あ!そうそう忘れてた。
同じ会社の廣野くんて男の子が
いるんだけど、
『奈月さんてもしかして、隼人っていう
イケメンな弟いませんか?』
って今日聞かれたの」
「廣野?」
「うん。だから、イケメンじゃないけど
隼人っていう弟はいるよって」
また一言余計。
「最初、隼人の演奏でも聴いたこと
あるのかなと思ったら、ほらなんだっけ
あんたがよく行く、何の集まりか
分からない飲み会?みたいなの。
あれの友達なんだってね」
誰だ?
人数が多すぎて誰かさっぱり
分からない。
「たまたまこの間、
隼人のステージを観たっていう
会社の人がいて、私の弟だって話を
廣野くんにその人がしたらしくて、
同じ奈月だし、まさかと思って
聞いてきたみたいよ。」
「廣野?」
「うん、廣野ー…
えっと下の名前なんだっけ?
あ、雅也。」
ヒロノマサヤ。
「マサ!」
まじかよ。
ということは、と
オレは混乱した頭で考える。
自分の姉と友人と片思いの人は、
同じ会社で働いていた!?