繋いだ手
私は
へなへなっとその場に
しゃがみこんでしまった。
安心して
涙が目から溢れる。
「ふっ…ふぇっ…」
「大丈夫だよ。
俺がやっつけてやったから。」
シュッシュッっと
殴る真似をする拓馬くん。
そんな彼を見ていたら
自然と笑顔がこぼれた。
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