ようこそ、ブラッディ学園へ
「あ、冷蔵庫の中身、空っぽ・・・」



なにか食べようと思って見たけど、見事に何もなかった。



しょうがない。



「買いに行くか・・・」




私はまた、大きなあくびを一つした。









私の家から数分歩いた中心街にある商店街。




そこはバリアーとか言うものが張ってあるそうだから、いろいろな物が入ってこない。




だから、イコールにしてここの場所だけ平和だ。




「おねえさーん。



このお魚ちょうだーい」



「お姉さんだなんてっ!



上手いこと言うのね、あなたっ!」



「いえいえ。



お姉さんは本当に若々しいので。



私はおばさんだって言い張られても全く信じられませんよ。」



「んもぉ!



本当に上手いこと言うのね!



じゃあ、そのお姉さんがお魚もう2尾追加してあげるわねっ!」



「ありがと、お姉さん。」



「いいのよいいのよ。


またお買い物よろしくねぇ!」



「うん、そうするよ。」



だけど本当に平和だな、ここは。



ところで、人というものはいろんなところから情報を入手するものだが・・・



それは時として、世間話からでも入手できるものは入手できるのだ。



それを、どのくらいの人が知っているのか。



それは未だ、不明確だが・・・


少なくとも私が、『その』情報を入手したのは、『世間話』からだった。
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