【短編】キミはお姫様。【実話】
「・・・・・・ねえ死んでよ」


青木の目は本気だった
口元がピクピクしてる

「何言ってんだよ。お前・・・本当自分勝手すぎんだろ」

「あああああああああああああうぜえ!優等生ぶってんじゃねえよ!さっさと死ねばいいじゃん!お前がいると俺と姫華ちゃんが幸せになれねえの」

青木はさっきまで弦を切っていたペンチを手に持った



「死ねぇぇぇえええええええええええええええええええええええええ」

青木・・・!?




=ザクッ=

「うッ・・・」

頬が熱い




抑えた手を見ると真っ赤だった



「お前が・・・お前が悪いんだからな・・・お前が・・・・・・」

青木の立ち去る姿がぼんやり見える



痛い




イタイ




いたい




何が



全部



ほっぺも



ココロも




ギターの弦のように切れていく

何もかも
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