【短編】キミはお姫様。【実話】
「なんという・・・姫華は私と妻が愛情を注いで育ててきた一人娘だ!貴様のようなまともな教育も受けていない孤児と接触させたのが間違いだった」

「・・・・・」

「お前なんていなきゃ良かったんだ」

「・・・・!」

俺は一目散に走り出した。目頭が熱い、涙が出てきた。全てはあいつ・・・青木のせいだ。




「ただいま」

「あなたお帰りなさい、門の外で誰かと話してなかった?」

「我が家をめちゃくちゃにした犯人を殴ってきた」

「桜井君を・・・?」

「ああ」

「桜井君、姫華が退学したってこと聞いて心配して来てくれたのよ・・・それなのに・・・」

「姫華に乱暴をしといてなんだ!それが原因で家まで出て行ったんだろう姫華は」

「・・・・・・」





病院に戻った俺は布団の中でずっと泣いていた




なんで・・・・


なんで・・・・
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