危険な夜へご招待【仮面de企画】
「どう?」


目を開けて、優しく見守る東條さんを見上げる。



「……食べれる」



昔食べた青臭いトマトとは全然違って、すごく甘い。

本当にフルーツみたい!



「すごい……食べれた!」


ちょっと感動。

それに、なんだかわかんないけどすごい達成感。



「だろ?よく食べました」



微笑む東條さんの大きくてしなやかな手が、私の頭をポンポンと撫でる。


なんかすごく恥ずかしいんですけど…。



「…子供扱いしないでくださいよ」

「ゴメンゴメン。なんか嬉しくてさ」



口を尖らせる私。


でも……嫌じゃない。



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