危険な夜へご招待【仮面de企画】
「遠慮しなくていいよ?」


「…えっ?」


「お酒。あんまり飲んでないみたいだから」



東條さんは一向に減らない私のカクテルを指差す。



「…あぁ!遠慮してるわけじゃないんですけど…」



ちびちび飲んでるから減らないのよね。

というか、実はもう同じようなカクテルを3杯も飲んでいる。

本音を言わせてもらえば……



「実は日本酒の方がいいとか?」


「えッ!?」


な…なんで分かっちゃったの!?



「あ、図星?」


口元に手の甲を軽く当てて、クスクス笑う東條さん。



「僕自身そう思ってたから言ってみただけなんだけど…正解だったか」



……してやられた〜…!



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