大好きだった人
あずの好きな人は・・・・・・

小学校のときに、仲良かった男の子。

中学は別々になってしまったが、

今でも時々会うと、会話がはずむ。

顔はそこそこ。

優しくて、ムードメーカー的存在だった。

っと・・・あずが教えてくれた。



「告白はしないの?」

今度は真剣な表情で優が尋ねる。

「うーん・・・」

「好きなら告ってみれば?」

「うん、あたしもそう思う。
 なにもしないで終わるよりいいと思うよ。」

さっきとは違って、真剣ムード・・・・・・・

「でも、フラれれ話しなくなるの嫌だし。
 今の関係崩したくないし・・・・・・」

あずが不安そうにつぶやく。

「そうだよね・・・・・・」

沈黙が続く・・・・・・・
< 17 / 23 >

この作品をシェア

pagetop