大好きだった人
あずのことは、本当に応援してるよ。

学校が違うから、毎日のようには会えないし、

自分から行動しないと、前に進めないと思う。

でも、告白するのはあずだし、

あずが決めること。

だから、あたしはあずが悩んでるときは

相談に乗りたい。

あずが幸せになってほしい・・・って祈ってるよ。




「よし、告る!!」

沈黙を破ったのは、あずの元気な一言。

みんな、一斉にあずを見る。

「え!?まじ!?」

「うん!このままじゃ、なんも進まないし!!
 それに、結構長いんだ。片思い。」

「無理してない?」

優が心配そうにあずに問いかける。

「うん、ありがとう。でも大丈夫!!
 自分の気持ち、伝えたいんだ♪」

あずの表情に迷いはなかった。

沙依は、彼女の表情を見てホッとした。


頑張れ、あず!!
< 18 / 23 >

この作品をシェア

pagetop