失恋レクイエム ~この思いにさよならを~
「いいよ、ホントの事だし。しかもこれでもまだマシな方。酷いときなんか鼻かんだティッシュとか転がってるから」
「あ、わたしもそれあります!」
自慢じゃないけどキレイ好きとはほど遠いわたしの部屋。
酷い時は足の踏み場も無くなってよく何かを踏んづけては独り悶えることもしばしば。
もちろんアポなし訪問は断固拒否。
「えっ、女の子がそれってちょっとマズくない…?」
「えっ」
つい、ノリで言ってしまったけど。
言われてみればそうだ…。
わたしこんな事公言しちゃうなんてもう女として終わってる…。
「あ、あははは…き、聞かなかった事にしてください…はは」
もう、乾いた笑いしかでない。