涙の数だけ花束を


ポンポンッと軽く肩を叩かれてあたしはゆっくり振り返る。


このペースだと、振り返った先に待っているのは恐ろしいモノに間違いはないのに


夢の中のあたしは思うようには動かない。


ゆっくり振り返りながら


伏せていた瞳をゆっくり開いた。



そこにいたのは、アニメに出てくるような可愛いウサギのお面を被り、パリッとノリの効いた白いスーツを着た青年?だった。




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