涙の数だけ花束を



彼の言葉に、あたしはただ首を傾げる。


思い出せずに、考え込んでるあたしに、奇っ怪な格好をしたかれが「目を閉じて、両手を出して」そう言うから


夢の中では素直なあたしは言われるまま目を閉じて両手を彼に差し出した。



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