涙の数だけ花束を


「期待させたなら悪いけど、男の子。

イケメンの孝太のライバルになれそうな感じに、けっこうカッコ良かったよ。」


「マジ?!つまんねぇ…」


「初、ライバル誕生かもよ?

っても、孝太は年齢で負けてるわ。向こうは若いもん。」


「三咲はバカだな…大人の男の魅力を知らねえんじゃない?」


大人の魅力か…


そんなのを知らなければあたしは、無謀な恋をしなかったかもしれない。


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