約束の場所【短編・完結】
「そろそろ行くか?
アイツが待ってる」
カレの桜の下で
お団子食べて
いろんな話しをして
『会わせたい人』
のことなんて
すっかり忘れていた
あたし
隆の言葉で
そのことを
思い出したあたしは
全身に緊張が走る
「う、うん」
強張った様子の
あたしに
気がついたのか
「そんなに
緊張するなよ」
隆はそう言った
だけどあたしは
「だって…
誰なのか…全然
想像つかないから」
「安心しろよ
お前もきっと
会いたい人だから」
頷く隆は
自信満々の笑み
あたしが会いたい人
それは
ひとりしかいない
アイツが待ってる」
カレの桜の下で
お団子食べて
いろんな話しをして
『会わせたい人』
のことなんて
すっかり忘れていた
あたし
隆の言葉で
そのことを
思い出したあたしは
全身に緊張が走る
「う、うん」
強張った様子の
あたしに
気がついたのか
「そんなに
緊張するなよ」
隆はそう言った
だけどあたしは
「だって…
誰なのか…全然
想像つかないから」
「安心しろよ
お前もきっと
会いたい人だから」
頷く隆は
自信満々の笑み
あたしが会いたい人
それは
ひとりしかいない