あたしの初恋。
    えーっと、
『ホテルどうする?』
栗ちゃんからかぁ・・・。
『どうするって何が?』
送信・・っと。
携帯をバックにしまおうとした時。
プルルル・・・・
また。
って、栗ちゃんからじゃんっ!!
返事速ッ!!

『部屋がベッド一つか二つか。』
あの・・・変態オヤジ!!
なにが一つだよっ!!
イヤだよ。絶対ヤダ!
そう心から頭まで思ったのに手が。あの時と同じように
『一つでいいよ。』
って。打って送信。


えー?!あたしまで変態になっちゃうじゃんーー!!
栗ちゃん彼女居たっけ?

じゃあ、あたしに変なコトはできないよね。
ふぅ。一安心ー。
よかった、これでいいんだよ。

今日は木曜日・・・。
明後日からだよ。緊張するなぁ。
・・・・って、ナンに緊張してんだ!


栗ちゃんが変態なんだから!!
あたしはちがうんだから!

栗ちゃんと同類なんてありえないし!
ヒーローアニメオタク君なんかと一緒じゃないー!?


そんなんじゃない。
今日なんてあっという間に終わるじゃんー!!
って、もう5時限目だし。

時間の流れ早いよぉ・・・。
このまま結婚とかまでいっちゃったらどうしよう?
それこそピンチだよねぇ・・・。


結婚までなんてまだはやいよね。うん。そう、早い早い!!

まだ高校なんだし・・・・・・・・。
って、もぅ塾の時間?
宿題やってないー!!

しかも担当栗ちゃんだー!


どうしよう。
またノート忘れなんて不審に思われるよね。
えーー?人生大変だよー!!
誰かーこの状態救って?
あっと言う間に金曜日の夜11:00~♪

明日のコトかんがえると眠れないよぉー!!


あたしって妄想力が激しいから。

どうしよう。
あぁ、マリア様ぁ・・・助けてぇ・・・。




< 12 / 60 >

この作品をシェア

pagetop