あたしの初恋。
 むむむ・・・。
最近、栗ちゃんキャラ変わってない?
なんだか
変わりすぎてる気がする・・・。

気のせいじゃないよねぇ。
何かが変わった!!
でも、まぁ、どうでもいいのよ!
そんなコトは。

栗ちゃんってわかんないよ・・・。
なんだかわかんない。

お昼を食べ終わって、
栗ちゃんと一緒に庭でお散歩。
これもまた緊張する・・・。

なんだか栗ちゃんがそばにいると、
緊張するよ。

こんなのってあたしだけ?!
あたしだけかな。

緊張してるの。

栗ちゃんも?
聞いちゃ駄目だよね。
あたしもへんなことは聞きたくないし。

「愛海ー。」

「何?」
急になんだろ?

「あのさ言いづらいんだけど・・・」

「何?」

「俺、お手紙書くから、
 読んでね。」

「えぇ?あたしに?」

「うん。」

「直接話そう?」

「いや、緊張するし、
 話づらいから。」
え?あたしといると緊張するの?
それとも、あたしに話す内容が
恥ずかしくて緊張するの?
知りたいなぁ。

「あと、来週くらいにまた、デート
 行こう。」

「え・・・・?
 栗ちゃん、ヒマなの?」

「うん。ヒマ。」

「だって、このまえまで栗ちゃん、急がしい
 って言ってたよね?」

「いや・・・あれは愛海を避けてただけ・・。」

「なんでー?!ひどい!」

「ごめん。」
なんだかこどもみたいにうつむいた。
なんとなくかわいくて、
なんとなく反省してそうで。
なんとなく目がキラキラしてて。
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