あたしの初恋。
 そういえば、
あたしたちさっきから
ケンカばっかしてるよね。

少しは仲直りしようかな。

「さっきからケンカばっかで
 ごめんね。」

「べつにぃ。」
今度はギャルしゃべり。

色々キャラがあるんだ・・・。

「あ、キレイなチューリップ。」

「本当だー・・・。」

「何色だろ?この色。」
本音で語った。

「うーん、赤とオレンジ?かな。」
栗ちゃんは必死そうで
必死でないようなしゃべり方で答えた。

「そういわれればそうだね。」

「うん。」
ケンカはチューリップで
流された。

よかった。

それから時が過ぎて、
晩御飯。

「今日はタイだねー。」

「豪華ぁ~!!」
相変わらず子供。

「普通病院で
 こんなん出るかな?」

「失礼しま~す。」
ガラッ。と牧原さんが来た。

「血液検査ね。」

「え・・?」

「何でそんなのする必要あるの?」
必死に聞く栗ちゃん。
もしかして、注射怖いのかな。

「あーるーの!
 あんたも講師なら
 それくらいガマンしなさい。」

「えー?愛海は怖くないの?」

「ちっとも。」
少しあきれていた。

「お化けが怖くなくて
 何で注射が怖いのか不思議だよぉ~!」

「あはは!確かにイー!
 師資栗君は小学生のころから
 そうだったよねー!」


牧原さん・・・
ウケすぎなんですけど・・・・。




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