あたしの初恋。
 ということは・・・
牧原先生が看護士ギャラリーの・・・
リーダーである、
という事実が発覚した。

「え?先生がリーダーだったんですか?」
と呆然としているあたしの口が言う。

すると、再度看護士ギャラリーと
牧原先生が

「そ~よぉ?」
と言う。

「へぇ~
 そういうことだったんだ~。」
と納得している栗ちゃん。

「じゃあ、俺に協力してくれない?」

「いいわよぉー!」
と看護士ギャラリーが言ってくる。

「じゃ、あっちにちょっと行こう。」
とギャラリーを連れて行く。


牧原先生は置いてくなんて
どう考えても不自然だ。



どう考えてもおかしい。

「師資栗君ね、」
と急に言い出した牧原先生。



「愛海ちゃんに夢中、というか
 愛海ちゃんが本気で好きみたいね。」

「えぇぇ?
 あり得ないですよ!そんなコト。」

「好きだから付き合ったんでしょ?」

「それは・・・、」
理由を話していいのか。


このヒトは安心して話していい相手だろうか。
と警戒してしまう。

「実は・・・」
話し始めて4分くらいで話し終わる。

「へぇ~・・・
 そーゆーコトだったの・・・」

「はい、そうなんです。」

「じゃあ愛海ちゃんは
 師資栗のコト好きじゃないの?」

「わかんないんです、自分でも・・・ 
 なんだか、栗ちゃんが近くにいると
 胸がどきどきして・・・」

「図星。それは恋ね♪」

「え?」

「恋なのよ。そーれーは。」

「そ、そ、そうなんです・・か。」

「そーよ!経験したことないの?」

「本当の恋とか、したことナイから・・・」

「胸をときめかせたり?」

「ないですけど。」

「ふーん、初恋じゃん!よかったわねぇ~」

「え?あ、えっと、いえいえ。」

「今日は特別メニューで赤飯ねぇ~
 よかったわぁ~!!」

喜ぶ牧原先生を
あわててみている愛海であった。
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