あたしの初恋。
デート。
 あれから時が経ち、
翌日となった。
今日いっぱいで
栗ちゃんとも・・・
別れるのかもな。

ううん、ちがう!
栗ちゃんならきっと・・・


あたしの
ハートをGETしてくれるハズ・・・!
あたし、信じるもん!!

栗ちゃんが病室に入場。
午前10:00のコトであった。

「愛海ー。」

「何よ?」

「もぅ、おれ、
 愛海とは別れることに
 決めたから。」

「え・・・?」

「もぅ諦めたってこと。」

「ふ、ふんっ!」

「おれ、本当に諦めるから。」
今自分がここでもぅいいよ。

と言えば
済む話なのであろうか・・・。

なんとなく違うきがする。

看護士の美人さんが来た。
イチバンの美人といわれている
香美奈さんだ。(かみな)

「失礼しまぁす。」

「あ、調度よかった。」
という栗ちゃんを目の前に
愛海は戸惑う。

え?調度よかったって?
どういう意味?栗ちゃん。

「ちょっと口直し・・・」
といい香美奈さんと近づいて、
キス?!ウソ?!!!

「もぅやめてよー!!!!」

「怒ってたんでしょ?」
キスしようとした手をどけて
愛海のほうに一気に視線が
くる。

「もぅいいよぉ・・・
 やめてよ・・あたし意外のヒトに
 そんなコトしないで!!」

「・・・」

「ごめん。」

「ただ、愛海をいじめてみたかった
 だけなんだよ。
 ごめんな。」

ぎゅっ、と抱きしめた。
あたたかくて気持ちいい。
なんだか太陽に
抱きしめられているような。

なんだろう。この感覚。





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