あたしの初恋。
 「解決方法をとってください!」
栗ちゃんは相変わらず、沈黙。

「じゃあ・・・・・そっち来て。」
再度人気の少ない方へ。

「俺、本当にそんなコトしたの?????」

「本当です、何回目ですか?あたし何回言いましたか?」
母親の説教みたいになってしまったが、ぷんぷんにおこっているあたしを
暗い目で見ている。
何?何か文句でもあるの?文句を言いたいのはあたしの方なのに。
ひどいのはそっちでしょ?

ひどいのはどっちよ?!

「じゃあ・・・、」
え・・・・?解決法?もぅ思いついたの?早くない?
バカらしい企画じゃない?

「俺と付き合ってよ。それならいいでしょ?」

「は・・・?」
望んでもいないのにそんなコトできるわけないじゃん

バーカ。
そう思ってたはずなのに口が勝手に、
「いいよ。」

えええええええええええ???
コレ現実??!



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