彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
音楽室に忘れ物なんてしてない。


だけど、あの場から離れたかった。


あたしは音楽室に向かいながら、モヤモヤとしていた。


みんなのことは好きだけど、九条くんに対する評価はあたしは受け入れられない。


みんなに合わせて話を聞いてる自分も嫌。


この間九条くんがあたしのことを、思ったことを何でもいうタイプだったって言ってたけど、


成長するにつれ、自分の意見だけを前に押し出すことがいいことじゃないって知った。


思うことがあっても、ある程度友達に合わせてなきゃ、っていう部分もあるしね……。


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