彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
一旦音楽室まで戻ると、教室の中にまだ誰かが残っていた。


「じゃ、お願いします」


そう言って、先生にお辞儀をしてるのは……。


あたしは思わず、扉の陰に隠れた。


だって、九条くんなんだよ!?


嘘……みんなが言うように、本当に先生と!?


ちっ、違うよね。


ドキドキしながらその場に立ち尽くしていると、


音楽室から出てきた九条くんが、廊下にいるあたしに気が付いた。





「……よぉ」


九条くんはあたしを見て、軽く声をかけてきた。


びっくりしたあたしは、動揺し過ぎて何も言えない。



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