彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
「あたしも……九条くんと、話したかったよ?」


あたしこのまま、心臓麻痺で死ぬんじゃないだろうかってぐらい、心臓がドクドクと波打つのがわかる。


声だって、震えてるかもしれない。


実際、指先は微妙に震えてる。


あたしの今まで言いたかったこと。


九条くんに伝えたかったことが、今なら……言えそうな気がするよ。






「九条くん、あたしね……ずっと後悔してたの。あの……身長のこと……」


あたしがそう言うと、九条くんはキョトンとした表情で顔をあげた。


……うわ、不意打ちっ!


いきなり顔あげるなんて、聞いてないよ!?



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