彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
その時ギャルたちの、こんな声が聞こえてきた。


「九条くん、彩と別れたらしーよ?」


ええっ!?九条くん、本当にもう彼女と別れたの?


しかもみんな、情報早っ!!


「なんでいきなり?あの二人、もうちょっと続くと思ってたのにねー」


「それがさー、彩の友達に聞いた話だと……」


「えー、マジ!?」


何!?


一瞬耳をそばだてたんだけど、肝心なところが聞こえなかった。


あたしのこと……じゃ、ないよね。


昨日のことがあっただけに、内心ビクビクしてしまう。


その時……。







「うわっ、いるじゃん。あれだよ、あれ」


わっ!


ギャルは、あたしを見て指差してる。


やっぱり……あたしの話してた!?


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