彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
力加減を知らない九条くん。


抱きしめるときも、目一杯……。


「ん……苦し……」


「あっ、悪い」


九条くんは慌てて体を少し離すと、あたしの顔をジッと見つめてくる。


……そんなに近くで見ないで欲しいよ。


顔がポッと赤くなるのが、自分でもわかった。





「お前は、もっと自分に自信持てよ?俺が好きになった女なんだから」


「う……ん」


わかったよ。わかったから、もう少し、離れて下さい。


頬に吐息がかかりそうな距離で囁かれると、


あたしはどうしていいのか、わからない。



< 246 / 510 >

この作品をシェア

pagetop