彼氏にしたい男子No.１～最強ヤンキーに愛されて

「探し出すって……。和香ちゃんとは、同じクラスだったから知り合ったんだよ？」


クラスにまだ馴染めないでいたあたしに、親切に話しかけてくれたっけ。


今でも、あの日の和香ちゃんの表情を覚えてる。


『あたしが、亜美ちゃんの友達１号だね』って、笑顔で言ってくれたよね。


「それさえも怪しーから。亜美だってわかって、わざと近付いたろ。な、そーだろ？」


九条くんは、和香ちゃんの腕を乱暴に引っ張った。