彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
あたしも自分の席につく。


そしたら九条くんはまだ教室の入口に立っていた。


「おい九条、お前もさっさと教室に戻れよ?」


「はいよ」


先生に言われて、九条くんは廊下に出て扉を閉める。


だけど、廊下側の空いた窓からまだ姿が見えていて、腕組みしたまま廊下の壁によっかかってる。


先生からは見えないけど、あたしの位置からは九条くんが見える。


……自分のクラスに行かないのかな。もうSHRの時間だよ?


九条くんはポケットから携帯を出すと、携帯をいじりだした。


誰かにメールしてるのかな?



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