彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
二人で校舎に入り、階段をのぼる。


相変わらず、すれ違う人に見られる。


コソコソ言われる。


九条くんと付き合うんだったら、こういうのに慣れなきゃいけないよね。


相変わらずあたしたちの間には、会話はなくって。


黙って歩いてると、余計に周りの女子の会話が聞こえてくる。


「誰、あの子」


「1組の佐々木さんだよ。九条くんと付き合ってるって聞いたけど?」


「へ~。あんな子いたんだ?」


「こないだまで男子が噂してたじゃん。1組に美女がいるって」


「え~、あれが!?九条くんと全然タイプ違うよね。地味っ……」


またまたひどい言われよう……。


でも、我慢我慢って思ってたら。








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