彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
「空気?何それ」


「いるかいないかわかんないって。あんま存在感ないらしー。だから、その辺にいても気付かないんじゃない?」


「へぇ~……」






……空気。


そうかもしれない。


あたし、自分から発言することもないし……いつも聞き役で。


全く目立つ方じゃないのは、自分でもわかってる。


だけど……地味って言われるならまだしも、空気っていう言葉は、かなりこたえた。


もうこれ以上ギャルの話を聞く元気もなく、


あたしは、この場を足早に通りすぎた。




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