彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
「九条くんと真逆なことぐらい、あたしが一番わかってるよ。

けど、南くんがあたしを好きでいてくれるように、どうやっても九条くんを諦められないんだよね……」


教室の中は、シーンとしていて。


あたしの声だけが響いていた。






「お……俺は、そんなしつこくないから。それに、今のはフられたんじゃないからな!

九条にフられてショック受けてるだろうから、好きって言っただけで……。

な、なんだよ。意外とうたれ強いんだな」


南くんは一気にしゃべると、大きなため息をついて、大股で自分の席へ戻っていった。


戻る途中、クラスメートに


「おい、お前らもいつまでも見てるなよ!!俺はフられたんじゃないからな!?」


って、何度も言ってる。


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