彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
学校で話さなくなった分、外で話すこともない。


休みの日にデートする約束だって、白紙のまま。


「話してない……。確かに……キケンかも」


「違~う!キケンなのはそこじゃないんだよな」


あたしの前で、人差し指をチッチと振る九条くんの友達。


「じゃあ……何?」


「いいか?九条はな、受け身な分、押しに弱い」


「押しに弱い?九条くんが!?」


「そーなんだって。今までだって、亜美ちゃんが気になりつつも他の女と付き合ってたのはな、

女に押しきられたから、仕方なく付き合ってたんだぜ?」


「そうなの……?」



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