彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
「あたしが挑発したら競争心剥き出しにしてくるかと思ったけど、

亜美ちゃん、逆に弱々しくなってるんだもん。焦ったって。

だけど、さすがに今日は代わってもらおうって必死だったよね。

今の調子でコンテストに出て、『あたしが九条くんの彼女です』って、ちゃんとアピってきなよ」





「あたしはただ、和香ちゃんが九条くんをもらうって言うから、負けたくないって思っただけで、アピールなんて。

それに、和香ちゃんだってベスト8に残ったんだったら出たいよね……」


あたしがそう言うと、和香ちゃんは頭を抱えてため息をついた。






「あ~、もぉっ!!亜美ちゃんのそういうとこが、他のギャルに隙を与えてるの!絶対譲らないぐらいの意気込み見せてやれって。

それに、あたしがベスト8に残ってるわけないじゃん。ほんっと亜美ちゃんは、人の言葉をすぐ鵜呑みにするんだから」


「えっ……和香ちゃん、違うの?じゃあ、あたしも」





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