彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
「亜美ちゃんだよ。どんな子か知りたくて、中学まで偵察に行った」


「嘘っ!?あたし、和香ちゃんに見られてたの?」


「見たよ。そしたらさ、本当に普通の子で……驚いた。なんでこんな子が!?って、最初はムカついて仕方なかった」


今のみんなと同じってことだよね。


あたしだって、自分でそう思うもん。


なんで九条くんが、あたしを選んでくれたのか、未だに不思議でしょうがない。





「あたしも九条くんと同じ高校に行きたかったから、ここ受験して。

そしたらちょうど亜美ちゃんと同じクラスになったから、初めは興味本位で近づいたの」






九条くんが言うように、あたしだって知ってて、和香ちゃんは声をかけてきたんだ……。


あたしが複雑な表情をするのを見て、和香ちゃんは急いで付け加えた。



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