彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
「う~わ、亜美ちゃんじゃん!」


その彼の言葉で、一瞬、九条くんがあたしを見た。


……うわあっ!!!!!


数年ぶりにバッチリ目が合い、あたしはどうしていいかわからなくなる。


自分から九条くんにアピールする気持ちで大きな声出したくせに、


今すぐ、この場から逃げ出したいよ……!


しかもなぜか九条くんは、そのままジーッとあたしを見ていた。


え……


なんで?


今まで一度も目が合わなかったし、当然すぐに反らされると思ってたのに……。


あたしがそのまま九条くんに釘付けになっていると、


九条くんはあたしからフッと目をそらしたかと思うと……


なぜか一人ほくそ笑んでいた。




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