彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
「あの……あたし、音楽室行かなきゃ!」


急いでこの場を去ろうとしたら、九条くんの友達に、腕を引っ張られた。


「行かなきゃ!って、俺らも同じだから。一緒行こ?」


ニコッて笑いかけられても……。


九条くん、迷惑そうな顔してないかな……。


困って九条くんの顔を伺うと、九条くんは平然とした表情をしていた。






……よかった。


避けられて、「先行くから」とかって言われたらどうしようかと思った。


あたしの顔は、知らず知らずのうちに、ほころんでいた。



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