彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
「九条くんとまた話せると思わなかった。……本当は、ずっと同じクラスにならないかなって、毎年思ってて……」


ひゃ~!あたし頑張ってる!


同じクラスになりたかったな、だなんて、好意持ってることバレバレじゃない!?


顔が赤くなりそうだけど、そこまで一気にしゃべり続けた。






「へえ……そーなんだ」


九条くんはあたしから目を反らし、口元に軽く笑みを作った。


成長したこともあって、見た目はかなり昔とは違うけど、


近くで見る九条くんのその表情は、本当にあの頃のまま。


九条くん、よくそういう顔してたな……。


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