彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
音楽室に行かなきゃいけないのに、つい九条くんたちの会話を聞いてしまう。


「えーっ、お願い。行こうよ」


「まとわりつくなって……」


その言葉を聞いて、思わず振り返った。


茶髪のギャルが、九条くんの腕に自分の腕を絡めてる。


それを見たあたしの胸は、ギューッと痛くなった。


派手だけど、巻いた髪やメイクも完璧で、小柄でかわいらしい女子。


九条くんの周りにいる子は、やっぱりあたしとは全然違うタイプの子。


今さらあたしが九条くんに謝ったところで


何が変わるんだろう……。



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