彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
「亜美ちゃん、次の授業何?俺は~……」


今度は小声で話しかけてくる。


先生は授業の進行に夢中で、彼のそんな行動は気にも留めてない様子。


無視するのも悪いし、当たり障りのないように受け答えする。


だけど正直かなり疲れる……。







「このフレーズをリコーダーで吹いてもらおうかしら……じゃあ、九条くん」


ドキッ。


あたしが当てられたわけでもないのに、思わず反応しちゃうよ。


「えー、マジっすか。リコーダーとか、ムリ」


九条くんはちょっと拗ねた表情をして、口を尖らせて先生を見てる。



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