彼氏にしたい男子No.1~最強ヤンキーに愛されて
そんな表情もするんだね。


ドキドキしながら見てしまう。


「ダメよ!この間だって代わりに佐々木さんに歌ってもらったでしょ。罰として、前で吹きなさい」


「げ……」


「すぐ立つ!」


先生に言われ、渋々立ち上がった九条くんは、アルトリコーダーを持って教室の前に立った。






……プッ。


なんだか似合わない。


九条くんは苦笑いしながらも、先生の手拍子に合わせアルトリコーダーを上手に吹いていた。


< 78 / 510 >

この作品をシェア

pagetop