卒業《短編》
私と優佳の間に
沈黙が流れる。
「呆れた。」
やっと優佳が
口を開いたと思ったら
その一言…。
優佳さんキツイっす。
「花はそれでいいの?
もうすぐ卒業だよ??
卒業したら先輩と離ればなれになっちゃうんだよ?」
「……嫌だよ。
そんなの…。」
「だったら……」
「でも、告白してフラれて
先輩の中で告白してきた中の1人になるのはもっと嫌。」
「花…。」
キーンコーンカーンコーン
「花、5限目行こう。」
「優佳ごめん。
あたしサボるから適当に先生に行ってて。」
そういって
私は優佳と別れ
いつものサボり場所に
来ていた。